先ず向かった所は「鈴虫寺」
人気のお寺というだけあって既に行列が出来ていました

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一つだけ願いを叶えてくれる幸福地蔵にあやかろうと
GWピークには2時間待ちになることもあるとか
まるでテーマパークのようだ…などと思ったりしながら
僕らは涼しげな緑の下で30分ばかり待って中へ

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広い畳の間に長テーブルが幾つか並べられ、そこへ順に座っていきます
定員になったら一度閉めきり
一年中聞こえるという鈴虫の音色をBGMに和尚による法話が行われるという流れ…
これはまさにアトラクション!

テーブルの上には一人一人にお茶と和菓子が置かれ
それを頂きながらお話を聞く
年配ウケしそうな笑いのネタを散りばめながらも
要所要所でおおと心に響く言葉を織り交ぜてくるから気が抜けない
座るなり誰より先にお茶に手をつけた彼女は
そんなありがたい言葉の幾つかを携帯にしきりにメモしていました

彼女はあらゆる情報を携帯に保存する
スマートフォンではないので手打ちだ
コピペしないからかなりの労力だろうにと感心するが
メールの下書き保存にメモとしてぶち込んでいるのでマメなのか雑なのか分からない

お話はさすがに説得力があり
終わる頃には何か心が洗われた様な
充実感で満たされていました

席を立つと彼女は
幸福地蔵にお願いをする為に必要な
幸福御守を買いに向かう様なので僕も後に続いた

お守りは300円と以外に安かった
彼女もそう思ったらしく即3個買っていた
多分家族の分も買ったのだろう
それを見て僕も家族のを買ってこうかと迷っていると
次々に順を越されていった

見かねた彼女は
「もう、さっさと買わないと!」とまくし立てる

無論、とろとろしていた僕が悪いのだが
和尚の法話も彼女の心を広くは出来なかったみたいだ

僕は少ししゅんとして
幸福地蔵に願いを唱えたのでした

「彼女とふたり、いつまでも幸せでいれますように…」
そう願ったのだけれど
「ああ、彼女の心がどうか穏やかであります様に…」
そう願えばよかっただろうか・・・


つづく



2012.05.16 Wed l 未分類 l top
GW
一足先に新緑の京都へやってきました

朝早く新幹線に乗り込めば
あっという間に京都へ到着

久しぶりの京都だ
と思ったけど
彼女は去年の秋に一人旅で来ておるのです

そんなわけで京都のパイセンに率いられ
市バスに乗ってまずは宿へ

今回は一泊ほど町屋に泊まります
バス停からは
僕がダウンロードしてきた地図で宿を探すも道に迷い
うろうろしてるうち
「暑い…」
と無駄に歩かされた彼女は少しイラついた様子

これはいかんと宿に電話をかけ道を聞き
ようやく到着

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宿の主人が道に出て待ってくれていました
宿も感じ良いです

宿に荷物を預け身軽になったところで
いよいよ京都観光スタート

しかし
バス停に向かいバスを待つ間
今度彼女は服を脱ぎはじめるではありませんか
怪訝な表情で彼女を見ると
「暑いんじゃ…」と一言
どうやら朝寒くて急遽ヒートテックを着てきたらしい
そのくせ上着は半袖(しかも迷彩)
パイセンには申し訳ないですが
お前要領悪いだろ!としか言いようありません

はたして
タンクトップに迷彩上着を引っ掛けた彼女を
僕はワイルド&セクシーと称する事にしたのでした


つづく



2012.05.08 Tue l 未分類 l top
春はあけぼのの頃がよい…

そうだと思う

しかし僕は寒さにめっきり弱いので
暖かい朝が望ましい

沖縄の朝なんかが理想だ
早起きしなければ勿体ないほど素敵な朝がやってくる

目覚めてすぐに体が動かせる気候でさえあれば
この辺りだって捨てたものじゃない
早起きをして
きらきらした朝を摘み取りにゆける…

近頃ようやく暖かくなってきた

桃の節句を迎える頃
僕らは春が来たぞと勇んで出掛けたが
空にはまだ冷たい風が吹いていた

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春の祭りがあちこちで行われ
行き交う人々は
冷たい風に時おり顔をしかめながらも楽しそうだ
皆、春が待ち遠しかったのだ


― ひな祭り ―

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― 流し雛 ―

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梅やカワズザクラや花々が
待ってましたと開花する

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春が来た

さあ、今度はどこへ出掛けよう



2012.03.18 Sun l 未分類 l top
茜色に染まる空 夕刻が近い

今日が終わる ちょっと寂しい様な気もするけれど

銀色に輝く 空と海

一日の ほんの僅かなこの時間に居合わせれたなら

僕はとても贅沢な気持ちになるのです

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ずっと見てても飽きない 見とれる程に美しい空の色

一日の始まりにも似てるから

今が何時だか ここが何処だか 少し忘れてしまいそう

そうそう きっと朝の色もいいんだよ

だけど 朝は時間が無いものだったりするし

仕事にかまけてると すっかり暗くなってたりする

毎日いつも

こんな素敵な時間がやって来ているのにね


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そしてこの素敵な時間を 大切な人と一緒に過ごせる事って 

何にも代えがたい幸せだと 僕は思っているのです

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銀色のとき…

それは明日も明後日もいつだって

ちゃんと僕らの日々にあるのです




2012.02.01 Wed l 未分類 l top
年明けの寒い日
僕らは恒例の一泊温泉旅行に出掛けた

雪がちらつく高速道路を北へ進む
辺りはすっかり銀世界
時に視界を遮るような吹雪に見舞われながらも
ゆっくり車を走らせ宿へ向かった

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雪のせいで思いがけず時間がかかった

ようやく辿りついた「草庵」は
オアシスの如く僕らを迎え入れてくれた
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案内された部屋に入って思わず声がもれた

落ち着いた畳の間
その奥の白い絵画が目に飛び込んだ

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静寂の世界
その美しさに僕らはただ見惚れていた

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さっきまで厄介者だった雪が
今度はこんな演出で僕らの心を掴んでいるのだから面白い

庭の景色にすっかり満足してしまっていたが
この宿はまた温泉が良いという

冷えた体を温めようと温泉へ向かうとまた溜息が漏れた
というかあまりの贅沢に笑ってしまった

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雪見風呂とは何たる風流か
いやはやめでたい正月旅行である

宿にはこうした風呂が5つある
その全てに入ろうと彼女は目論んでいる様子だった

夕食の際
僕は気分が良いので島根の蕎麦焼酎をお湯割でいただいた
それが意外と強く
ちょっと酔ったところに温泉のはしごをしたものだから
その夜はふらふらになって床に就いた
結局相変わらずの宿レベルの低さを露呈してしまった


翌朝
空気の引き締るすがすがしい天気

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そんな中でいただく朝風呂
朝食
音楽とコーヒー
贅沢な時

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この宿を離れ難くなるのは仕方なく
チェックアウトはやはり時間ぎりぎりになってしまった

帰る道すがら八重垣神社と出雲大社で初詣

ここは縁結びの神様だよ
なんてお願い事しましたか…とビデオカメラを回しながら彼女が聞いてくる

これからもずっとあなたと一緒にいられます様にお願いしましたよ
と答えたが そんな事聞くんじゃありませんとやんちゃな彼女を諌めた

実際僕には彼女が必要で 
彼女を愛している

口にすると安っぽく聞こえる気がするので
あまり言いたくなかったのさ

だから神様の前でくらい
静かにお参りさせてくれてもいいじゃないか

これからもずっとずっと一緒にいられます様に

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2012.01.18 Wed l 未分類 l top